資産運用初心者向けのオンラインセミナーを開催する。

ざっと項目を挙げると、

・一括投資が負けやすい理由とは?
・金利を味方につけることとは?
・銀行に預けるリスクとは?
・インフレの進行
・株式VS債券
・一括投資と積立投資の比較
・ドルコスト平均法とは?
・リスクとリターンとは? 等々

資産運用初心者向けのオンラインセミナー

資産運用の初心者を自認する人にとってはもちろん最適ではあるが、ある程度経験を積んだ人でも基本を復習・確認するための良い機会かと思う。

僕は香港を拠点に海外の保険や金融商品を取り扱っているが、日本の商品のトレンドや自分の取り扱い商品との違いを把握するために日本国内のFPとも時々情報交換をおこなっている。海外運用商品のメリットには、まず資産を海外で保有することにより日本で何らかの危機が発生した場合でもその悪影響を最小限にとどめることができる「場所の分散」そして資産を外貨で保有することにより日本円が大きく下落したときにその悪影響を回避することができる「通貨の分散」が挙げられる。特に以前から海外資産運用に取り組んでいる人はここ2年ほど後者「通貨の分散」の恩恵を強く感じているのではないかと思う。

あとは海外の保険商品の方が運用の自由度が高いので、特に20年以上の長期に渡る運用の場合のリターンは国内のそれを大きく上回る。これは国内の保険会社が機関投資家として低利回りの日本国債を買い支える一翼を担っていることも原因のひとつだ。

日本国内の保険のメリット

日本人が海外の保険商品を利用する際のデメリット、逆に言い換えると国内保険商品のメリットも多く存在する。その多くは税制優遇による節税効果だ。ざっと以下の3つがある。

1つ目は国内の生命保険の場合、生命保険料支払いの際に所得控除が受けられること。国内の保険会社の一般生命保険、介護医療保険、個人年金保険を契約した場合、それぞれ最高40,000円ず/年ずつを所得から控除することができ、所得税の節税効果がある。

2つ目は国内の生命保険の解約返戻金や養老保険の満期返戻金を契約者本人が受け取った場合の返戻金から支払保険料を除いた利益に対して一時所得として課税評価を下げることができ、所得税の節税効果がある。

3つ目は死亡保険金を受け取った場合、相続人一人当たり500万円の相続税非課税枠が利用できるので相続税の節税につながる。

また、何より国内の保険会社であれば、すべて日本語で契約し、その後の様々なフォローも日本語で行える。特に死亡保険金の発生時などは遺族が手続きを行わなければならないので、そのすべての手続きを国内で完結するというのは安心材料に違いないだろう。

もちろん海外の保険商品には運用年数にもよるが上記のような節税効果を簡単に吹き飛ばすぐらいのリターンの優位性があるし、我々のように現地にいて日本語のサポートも提供できるので実際はそれぞれのデメリットをカバーできる体制があるのは申し添えておく。

日本における高利回り保険商品

一方で現在は日本でも特に外資系の保険会社を中心に高金利時代を背景に高利回りとなった海外の債券を運用に組み入れた貯蓄重視型の保険が販売されており、15年以下の運用期間では我々の取り扱っている商品と比べて確実性が高い上にパフォーマンス上も遜色のない商品も複数出ている。なので例えば退職金の一部を10〜15年ほど運用して70代後半からの老後資金を形成したいというニーズであれば上記の税制優遇を含めて考えるとむしろ国内の保険を利用した方が有利であるということもある。

そうした商品については今回のセミナーで講師を務める日本のファイナンシャルプランナーに相談していただくことも可能だ。

オンラインセミナー「資産形成を前にイロハの金融の基本を確認」

日時:2025年5月10日(土)日本時間:午前10:30-12:00
場所:ZOOMによるオンライン受講
講師:吉本直樹氏(ファイナンシャルプランナー)
参加費:無料
※ご参加は先着で10名までとなります
https://ws.formzu.net/fgen/S61517005/

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2011年の発行開始以来毎週配信されているBorderless Group代表玉利将彦のメールマガジン

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