現在、日本人の第一子出産時の平均年齢は女性で31.0歳、男性で32.8歳。この年齢は過去数十年間上昇傾向が進んでいる。ちなみに今から1975年頃、第一子出産時の平均年齢は女性で25.7.歳、男性で28.3歳であったというので、この50年間で4、5年遅く子どもを持つようになったということになる。

この平均的なケースで言えば、母親・父親ともに30代前半で一人の子をもうけ、50代半ばで子どもが大学を卒業し、独立するというのが平均的なところであろうか。

2025年、子どもの養育費用

子どもを一人育て、大学を卒業させるまでにどのくらいのお金がかかるのか?「子供 かかるお金 大学まで」などでググればいくつか記事が出てくる。その中のひとつを参考にすると、以下の3つのパターンでの金額が出ていた。ちなみに学費以外にも衣食住、医療やレジャー等も含めた、いわゆる養育費である。

1. 小学校から大学まで、すべて公立に通った場合

未就学児:6,179,316円
公立小学校:7,198,746円
公立中学校:4,543,092円
公立高校:4,465,608円
国公立大学:6,797,200円
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合計:29,183,962円

2. 小学校から高校まで私立、大学は私立理系に通った場合

未就学児:6,179,316円
私立小学校:15,085,044円
私立中学校:7,235,754円
私立高校:6,090,027円
私立大学理系:9,985,200円
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合計:44,575,341円

3. 小学校から高校まで私立、大学は私立理系に通った場合

未就学児:6,179,316円
公立小学校:7,198,746円
公立中学校:4,543,092円
公立高校:4,465,608円
私立大学理系:8,737,200円
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合計:31,123,962円

出典:https://hq.pref.yamanashi.jp/article/a01422/

サンジョイグローバル(SunJoy Global)による養育資金形成

ざっくりと一人当たり最低3,000万円、最高で4,500万円というところだろう。この費用をそっくり貯蓄重視型保険であるサンライフ香港のサンジョイグローバル(SunJoy Global)の5年払いプランで形成するシミュレーションをしてみる。32歳のときに子どもが生まれた時点で運用を開始し、25年後の57歳のときにそれぞれ養育にかかった3,000万円、4,500万円を取り戻す想定。要するに当面の養育費は毎月の収入から拠出し、子どもが独立後にその養育費を取り戻し、老後の生活資金とする段取りのライフプランとなる。

それをおこなうのに子どもが生まれてからの5年間、どのぐらいの金額を投資すれば良いかということを年払いと月払いに分けて逆算してみる。

【養育費3,000万円の場合】

養育費3,000万円は1ドル約140円で計算すると約USD214,300である。

年払いの場合、32歳から5年間毎年USD12,000を払い込み、合計USD60,000の投資をする。

月払いの場合、32歳から5年間毎月1,060USDを払い込み、合計USDのUSD63,600投資をする。

25年間の運用の結果、USD210,947(※)の資金が貯まっているので、その時点で解約して養育費とほぼ同額を取り戻すことができる。

【養育費4,500万円の場合】

養育費4,500万円は1ドル約140円で計算すると約USD321,500である。

年払いの場合、32歳から5年間毎年USD18,400を払い込み、合計USD92,000の投資をする。

月払いの場合、32歳から5年間毎月USD1,625.33を払い込み、合計USD97,520の投資をする。

25年間の運用の結果、USD323,452(※)の資金が貯まっているので、その時点で解約して養育費とほぼ同額を取り戻すことができる。

※非確定返戻金を含む概算

3,000万円~4,500万円の資金が必要と言われると思わずたじろいでしまうが、子どもが生まれたときに少し頑張って計画的に毎月14万円~22万円を5年間積み立てれば足りると思えばかなり気が楽になるのではないだろうか?
 

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