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ステラ・マルチカレンシー(Stellar Multi Currency)
環境(E: Environment):気候変動、水不足、プラスチックごみに代表される廃棄物、一部動物の絶滅危機等
社会(S: Social):人口問題、人権問題、人種や性による差別、労働問題、経済格差等
ガバナンス(G: Governance):経営の透明性、コンプライアンス、情報開示、権利保護等
という3つの観点から企業の持続可能性を評価して投資をおこなう「ESG投資」
ESGへの意識の高い企業が増えれば、将来的に様々な環境問題が解決に向かい、社会的な不平等が是正され、違法行為も減少して、人類の将来をより良い方向へ導くことができるという考えのもと、2006年に「責任投資原則」(PRI: Principles for Responsible Investment)というガイドラインがが国連で提唱された。以後、PRIは確実に根付いてきており、現在では日本の年金運用機関であるGPIFをはじめとする世界で3,000以上の機関が署名して、ESG投資を実行しておりその運用資産残高は100兆ドルを超えている。
企業側としてESGへの意識を高めることは短期的なコスト増加が発生するものの、長期的には訴訟リスクを抑え、労使間のトラブルを未然に防ぎ、優良な労働力の定着に寄与し、マスコミによるネガティブな報道も減少することにより、持続可能な発展を享受することになる。同時に投資家も企業のESG評価を重視することにより、より安定したリターンを獲得することが可能になる。ESG高評価企業を投資対象にしたサンライフ香港の商品には2021年に発売された「ステラ(Stellar)」そして2023年初に発売された「サンジョイ(Sun Joy)」と「サンギフト(Sun Gift)」がある。
保険商品の設計にはその時々の政策金利や為替、株式市場の動向など様々な経済的環境が影響する。経済が改善してゆく過程ではより最近開発された商品の方が有利になる傾向がある。逆に経済が下向きになってゆくときには以前に開発した商品のリターンが高すぎて、その商品が保険会社を苦しめることもある。その場合、後にその商品の供給が停止されるということも少なくない。
2021年に発売された「ステラ」は前者の色合いが強い商品で、コロナパンデミック後の高金利の時期に発売された「サンジョイ」や「サンギフト」と運用シミュレーションを比較するとどうしても見劣りが否めなかった。そんな「ステラ」が「サンジョイ」や「サンギフト」にはない「米ドル(USD)」「カナダドル(CAD)」「英ポンド(GBP)」「人民元(RMB)」というプラン通貨で運用ができるという新たな機能を備えて2023年8月にリニューアルされたのが「ステラ・マルチカレンシー(Stellar Multi Currency)」である。またプラン通貨は契約から3年目以降、年に一度見直し変更をすることも可能だ。
【ステラ・マルチカレンシー(Stellar Multi Currency)の見積例】
①経過年数
②支払保険料の合計
③解約返戻金
④死亡保障
⑤確定解約返礼金額
⑥非確定解約返戻金額
⑦リバーショナリーボーナス(現金価値)
⑧ターミナルボーナス(現金価値)
⑨確定死亡保障金額
⑩非確定死亡保障金額
⑪リバーショナリーボーナス(額面価値)
⑫ターミナルボーナス(額面価値)
⑬⑨か「⑨+⑪+⑫」のうち金額が高い方が
死亡保障金額として支払われる
※「⑦リバーショナリーボーナス(現金価値)」は運用途中で引き出すことが可能。
※「⑧ターミナルボーナス(現金価値)」は解約時に確定解約返戻金とともに払い戻しされる。
赤枠部分は20年後の解約返戻金のシミュレーション。契約から20年目に解約をした場合、
支払保険料のUSD100,000に対し、確定支給額と2つボーナスの合計で解約返戻金の見込額は
USD271,396ということになる。支払保険料の合計に対し271%が戻ってくる計算になる。
緑枠部分は20年後の死亡保障のシミュレーション。契約から20年目に死亡した場合、支払保険料はUSD100,000に対し、
確定死亡保障と2ボーナスの合計で死亡保証額の見込み額はUSD271,396ということになる。
【ステラ・マルチカレンシー(Stellar Multi Currency)の運用例】
プラン名:サンライフ ステラ・マルチカレンシー(Stellar Multi Currency)
加入時年齢:40歳
保険料支払期間:2年払い
支払い方法:年払い
年間投資額:USD50,000/年
合計投資額:USD100,000
想定元本(保険金額):USD100,000
10年後解約返戻金(50歳時):USD124,299(返戻率124%)
20年後解約返戻金(60歳時):USD271,396(返戻率271%)
25年後解約返戻金(65歳時):USD351,819(返戻率352%)
30年後解約返戻金(70歳時):USD544,646(返戻率545%)
※いずれも非確定部分を含む概算
ステラ・マルチカレンシー(Stellar Multi Currency)の概要
商品タイプ | 貯蓄商品 |
運用資産組入比率 | 債券:25%-80% 株式等:20%-75% |
契約期間 | 被保険者が120歳になるまで |
被保険者の年齢(加入時) | 0~80歳(5年払いの場合は0~75歳) |
支払い期間 | 2年払い、6年払い、12年払い、18年払い、全期前納(※全期前納はすべての保険料を初年度に一括払いする形) |
途中引き出し・出金 | リバーショナリーボーナスは途中引き出し可 |
ローン借入れ | 可 |
保険料の支払い方法 | ・香港の銀行から引き落とし ・銀行送金 ・クレジットカード |
ボーナス | リバーショナリーボーナス、ターミナルボーナス |
居住地による申込制限 | あり |
死亡保障 | 万一被保険者がプラン運用途中で亡くなってしまった場合、解約返戻金と同額が死亡保障という形で遺族・受取人に支払われることになる。 |
無料で付帯する特約 | 緊急医療支援サービス(Worldwide Emergency Assistance) 海外・国内における病院への緊急搬送、HKD40,000までの入院前払い金の支払い、緊急援助や本国送還などと含むサービス。 |
商品の特徴 | ・被保険者が120歳までという長期運用商品 ・契約者と被保険者の名義変更が無制限に行える ・プラン通貨を米ドル、カナダドル、英ポンド、人民元のいずれかで設定可能(契約から3年目以降見直しも可能) ・証券の分割が可能 ・死亡保障の一括受け取り、分割受け取りの選択が可能 ・死亡保障を受け取らずに受取人が新たな契約者となるプランを継続することもできる ・損益分岐点は7年(非確定部分を含む概算) ・確定返戻金が投資額と同額になるのは15年目 |
Sun Life Financia(サンライフファイナンシャル)とは?
Sun Life社は1865年にカナダのモントリオールで創立された世界最大の保険会社のひとつ。カナダのトロント本社の他、世界23カ国に拠点を構えて生命保険、健康保険、個人年金等々様々な金融サービスを提供している。トロント(TSX)、ニューヨーク(NYSE)、フィリピン(PSE)の世界3ヶ国の証券取引所の上場しており、フォーブス・グローバル2000やフォーチュン500にもその名を連ねている。Sun Life Hong Kongはその主要グループ会社です。
[Sun Life社の格付け:2024年時点]
スタンダード&プアーズ:AA(非常に強い)
ムーディーズ:Aa3(非常に優れている)
A.M.ベスト:A+(最も優れている)
[Sun Life HK社の格付け:2024年時点]
スタンダード&プアーズ:AA-(非常に強い)