実質価値がないにもかかわらず高い人気を誇る暗号通貨。イオス(EOS)


2018年6月18日時点での仮想通貨(暗号通貨)の時価総額ランキングは以下の通りである。1.ビットコイン(BTC):$110,646,311,646 2.イーサリアム(ETH):$49,810,517,027 3.リップル(XRP):$20,570,583,428 4.ビットコインキャッシュ(BCH):$14,437,890,788 5.イオス(EOS):$9,232,490,528 6.ライトコイン(LTC):$5,450,406,361 7.ステラ(XLM):$4,247,615,687 8.カルダノ(ADA):$4,114,185,334

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ランキングの5位に付けている「イオス(EOS)」は、EOS.IOというソフトウェアを核にして分散型アプリケーションのプラットフォームを開発するEOSプロジェクトという計画の資金調達のために発行されたトークンである。EOSプロジェクトに出資するとEOSトークンが受け取れるということである。ところでこのEOSトークンは現時点では純粋に資金調達手段として発行されたもので決済や送金など通貨としての機能を持っていない。そのためEOSトークン自体には価値がない、と運営側も宣言している。それなのになぜ今や1500種類以上あるとされる仮想通貨で5番目の時価総額を誇るのか?分散型ブロックチェーンというのは時価総額でビットコインに次いで第2位の規模を誇るイーサリアムと同じ技術である。だからEOSトークンはまずイーサリアムのプラットフォーム上で発行された。いわゆるイーサリアムベースのトークンということになる。

EOSトークンのICOは2017年7月から2018年6月まで毎日200万枚発行される形で行われた。2018年6月2日でICOが終了し、独自のプラットフォーム上に移行されるという形を採る。EOS.IOで構築するプラットフォームの大きな特徴はまず第一にトランザクション(取引)の処理が速いということである。既存のブロックチェーンプラットフォームは大きな手数料と限られたコンピューターの計算能力によって普及が妨げられている側面がある。いわゆるスケーラビリティの問題だ。ビットコインは1秒にだいたい5件の取引しかこなせない。それより速いとされるイーサリアムは15件/、リップルは1,600件/秒だ。ところがEOSのプラットフォームでは毎秒100万件以上の取引をさばくことができる。スケーラビリティの問題を一気に解決する可能性を秘めているのである。そしてEOSはさらにそのトランザクションに手数料が発生しないというのが第二の特徴。

取引の処理速度が革命的に速いうえに無料でおこなえる。特に大量の取引が発生する企業向けのプラットフォームとして導入がおおいに期待されるのだ。EOSトークンには「実質価値がない」と記述されているにもかかわらずなぜこれほどの人気を誇っているのか?それはEOSトークンを所有することにより、間接的な価値が得られることが期待されているからである。もしEOSのプラットフォームがある企業で利用されるとしたら、そこで使用されることになる新たな通貨がEOSトークンの持ち分に応じてエアドロップ(Air Drop)でもらえる可能性が出てくる。EOSはその性能の高さで先行者であるイーサリアムに取って代わることもあながちあり得ない話ではないと言われている。

もしEOS爆発的に普及するとしたら、エアドロップのチャンスも大きく増えるだろう。それが実質的な価値がないとされているEOSトークンが多くの投資家に保有されている理由かもしれない。


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