HSBC香港口座を守らなければならないとき


つい最近、自分が保有しているHSBC法人口座について法人の最新の資料・情報を提出するように、とのレターが届いた。

HSBC香港法人口座の情報確認レター

「昨今ますます世界が繋がれてきたことにより、金融犯罪もグローバルな問題として膨張している。
我々はこうした詐欺や金融犯罪と戦うという信念のもと、我々はあなた自身とあなたのビジネスについて正しい情報を把握しているのかどうかを今一度確認させていただく」

という書き出しで始まるレターは法人に関わる以下の書類の提出を求めていた。

・年次報告書(Annual Report)
・定款(Articles of Association)
・商業登記証(Business Registration Certificate)
・在職証明書(Certificate of Incumbency)※香港法人の場合は提出の必要なし
・組織図(Ownership Structure Chart)

これらの書類の原本あるいはコピーの場合は会計士などの資格者が公証したもの(Certified True Copy)が必要とのことであった。レターの日付から45日以内に提出しないと軽くても国際送金など取引に関する操作が制限されること、最悪の場合は法人口座自体が閉鎖されるとのことだった。すぐさま書類を揃えて持っていったのは言うまでもない。

HSBC香港投資口座の個人情報更新

2018年7月中旬からHSBC香港には確実に通信可能な携帯電話番号とメールアドレスを登録しておくことが必要である旨の通達があった。投資口座で取引をする際にその取引内容をSMS(ショートメッセージ)やメールで通知する「eAlert」というサービスがある。以前はこの「eAlert」を利用するかどうかはユーザーの自由選択だったが、2018年7月からこの利用が必須になるということである。

理由はセキュリティ強化のため。

これに伴い確実に通信可能な携帯電話番号とメールアドレスの確認が求められることになったのだ。これらの連絡先はHSBC香港口座の開設時に登録をしている。もちろん開設当時と同じものを使っていれば登録情報はそのままで良い。しかし時間が経てば電話番号やメールアドレスが変わり、以前に使用していたものを使わなくなることもあるだろう。

その場合HSBC香港が以前の番号に「eAlert」のメッセージを送っても届かないということがあるかもしれない。その場合セキュリティのため、通信可能な携帯電話番号を登録するまで投資口座でのオンライントレードが利用不可になってしまうとのこと。これは結構深刻な事態なので携帯電話番号やメールアドレスが開設当時から変わっている場合は早急に最新のものに変更しておく必要がある。

変更はインターネットバンキング上でできる、方法は以下の通りだ。

1.セキュリティデバイスでログオンする
2.ページ最下部になる「My Portfolio」の「Personal Details」のリンクをクリック
3.必要な部分を変更する

それほど難しい操作ではない。日本の携帯電話の中には海外からのSMSの受け取りをデフォルトで拒否する設定になっているものもある。そういう理由でSMSが届かなくても利用不可になるのは変わりがないので、もしそうなっている場合もキャリアに問い合わせて設定を変えてもらうかSMS受け取り可能な電話番号に登録しなおすことが必要だ。

HSBC香港年間サポート会員

マネーロンダリングや金融犯罪に対する世界各国の取り組みの強さを象徴する動きである。面倒ではあるがしっかりと対策をしておけばそれほど難しい手続きではない。大切なのは情報収集と準備、そしていざというときに適切なアドバイスとサポートを受けられる環境だろう。


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