タイ王国はインドシナ半島中央部からマレー半島北部を領土とする人口約6,700万人を擁する国である。帝国主義の時代以降東南アジアのほとんどの地域は欧米諸国の植民地となったが唯一13世紀の国家成立以来タイ国王の下に一貫して独立を維持している。東南アジア諸国連合(ASEAN)には発足当初から加盟しており、その経済統合であるASEAN経済共同体(AEC)でも中心的な役割を果たす。

バンコクの不動産事情

東南アジアや中国南西部を結ぶ国際道路網である、南北経済回廊(昆明-バンコク)、東西経済回廊(ベトナム-ラオス-タイ-ミャンマー)、南部経済回廊(ホーチミン-プノンペン-バンコク)の全てがタイを通過する。通貨であるバーツ(THB)は周辺諸国への影響力も強く、HSBC香港の12種類の外貨預金通貨の中にも入っている。

バンコクはタイの首都で人口は約825万人。タイの人口の12%以上がバンコクに住んでいる計算になる。バンコク都市圏の人口は1,500万人を超え、世界有数の大都市圏を形成しているまさに東南アジア随一の大都市である。(ちなみに世界一の大都市圏は約3,800万人の東京・横浜都市圏)ASEAN経済共同体(AEC)の発足により人、モノ、金が自由に行き来できるようになると失業率が1%以下のバンコクにはさらに人が集まってくると予測されている。

そんな環境の中、バンコクの不動産市場は活況が続いている。市内の建設物は近代化、高層化しバンコクの居住空間、オフィス空間はどんどん上に広がっている。かつては渋滞で有名だったバンコクの交通網は1990年代後半からBTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)が建設されるなどインフラ面での進化も著しい。欧州連合(EU)の5億人を超える総人口6億2,000万人を擁するASEAN経済圏の中心都市としてバンコクは着実にその地位を固めていると言える。

バンコクの不動産市場でもっとも人気の高いエリアはBTS沿線のスクンビット通りである。中心地の人気地区になると当然価格も高騰しており高層マンションではUSD5,000/m2程度で取引されている物件もある。東京都内のマンションの平均平米単価が90万円ぐらいなので不動産価格も順調に中進国から先進国への歩みの途上にあるといえるだろう。

タイ不動産の税金・コスト

タイでは外国人の土地所有はできないがコンドミニアムは外国人でも登記が可能。タイのコンドミニアム投資では日本で言う不動産取得税や固定資産税はないので取得・保有に関するコストは以下のようになる。

購入時の税金

登記費用:物件評価額の2%
印紙税:物件評価額の0.5%
不動産取得税:なし

保有時のコスト

管理費・修繕積立金等

売却時の税金

特別事業税(取得後5年以内に転売する場合):3.3%

不動産投資を行うには比較的低コスト構造であると言える。ちなみにタイの登記簿・権利書はタイ語表記となる。タイの新築コンドミニアムは建設計画が出た段階でプレビルドの形で販売されるのが一般的である。

支払い方法はざっくりと以下のような形である。

1.予約金の支払い(USD1,000程度)
2.契約締結と頭金の支払い(物件価格の30%程度)
3.完成時に残額の支払い

契約を締結してから完成までにだいたい2年〜3年程度かかるのでその間毎月分割で少しずつ支払う形を採ることもも少なくない。

ノーブル・アンビエンス・スクンビット42(Noble Ambience Sukhumvit 42)

BTSのエカマイ(EKKAMAI)駅の傍に建設されるコンドミニアムである。日本人に人気の高い繁華街であるプロンポン駅(Phrom Phong)から2駅の場所。エカマイ駅周辺にもジャパニーズライフスタイルモールをコンセプトとしたショッピングモール「ゲートウェイ・エカマイ」があり、ドラッグストアのツルハやマックスバリュをはじめ多くの日本食レストランも出店している。デベロッパーはバンコク市内で高級物件に特化した開発をおこなっており、タイ証券取引所上場でもあるノーブルデベロップメント社(Noble Development)である。

ノーブル・アンビエンス・スクンビット42の特徴

-土地面積:3,200m2
-建築総戸数:8階X2棟、総戸数259戸
-部屋面積:
・スタジオ、1ベッドルーム:25.2m2-41.5m2
・2ベッドルーム:42.8-61.2m2
-共有施設:
・1,500m2の中央緑地
・20mのスイミングプール
・100m2のトレーニングジム
・145m2の多目的スペース
-セキュリティ:24時間のモニターシステム
-2020年第1四半期完成予定
-管理費:THB70/m2/月(約238円/m2/月)
-修繕積立金:THB700/m2(約2,380円/m2)
※THB1=JPY3.4(2017年11月時点)




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