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東京のマンション平均価格は1973年を1とすると1990年頃のバブル期にその6倍ぐらいになった。例えば1960年代、高度成長に沸く日本の不動産に投資していればその後20数年で大きな資産を築くことができたのは確かなことだろう。中国の北京、上海などの主要都市では1990年代後半に物件を買っていればやはり20数年経った現在は10数倍の価値になっている。

一方、1990年代に東京で物件を購入すればかなり苦戦をしたに違いない。同じく今中国の不動産が買い時かというとそれは難しいだろう。

結果は勝負をした者だけにもたらされる

翻って中国が高度な経済成長を遂げ始め、株価や不動産価格も上昇した1990年代、中国と同様にベトナムやミャンマーでも大きな経済成長の期待がかかっていた。その時点ではどの国が将来最も大きな成長を遂げて豊かさを手に入れるかはわからなかったのである。

結局その中では中国が最も伸び、ベトナムは中国ほどでなく、ミャンマーは失速した。

急激な変化が多大な投資効果を生み出す環境は世界を巡り巡っていて、いつもどこかにあるはずだが結果がわかるのは何年もあとのことであり今の時点どこが「そこ」なのかはなかなかわからない。ただ一つ言えることは勝敗がつくのは勝負をした人だけであり、傍観しているだけでは「そこ」は何の結果ももたらさない。

投資の選択肢が限られたカンボジア

社会主義革命政権による内国民の大量虐殺とその後の内戦という悲劇に見舞われ、東南アジアの中でも特に出遅れたカンボジアは1990年代初め頃から経済成長路線に乗るも2008年の世界同時株安の煽りを受けて落ち込んだ。2010年頃からは再び回復を見せ、これまでに年平均7%程度の高い経済成長率を保っている。

一方で証券取引所はあるものの上場株式がわずか2つしかないカンボジアでは金融商品への投資機会は乏しい。その中でも数年前から人気が高いのはカンボジアの銀行における米ドル定期預金である。融資による資金需要が強いカンボジアでは非常に高い貸し出し金利が取れる。その貸し出し原資となる定期預金利率が以前は年利7%以上もあった。現在は4〜5%程度だがそれでも日本の定期預金に比べれば10倍以上だ。

カンボジア不動産投資のメリット

限られたカンボジアへの投資においてその定期預金とともに主流となっているのが不動産である。カンボジアでは外国人による土地の所有は認められていないが、2010年の法改正により2階建て以上のコンドミニアムについては外国人でも保有することが可能になっている。そしてカンボジアへの投資での大きなメリットのひとつが米ドル建てでの投資が可能なことである。

現地通貨リエルの信用が低いカンボジアでは規模の大きな直接投資から日常の消費にまで米ドル建てでの決済が浸透しており、完全にUSDによる投資とエグジットができる。先に述べた定期預金が米ドルでできるのも同じ理由である。もちろん賃貸収入も米ドルで受け取ることができるうえにカンボジア国内で保有している不動産からの賃貸収入や不動産を売却して得た資金については銀行に届け出をすることにより比較的簡単に海外に送金ができる。投資資金の速やかな回収ができることもカンボジア不動産投資の大きな利点と言える。

カンボジアが10年後、20年後急激な成長を遂げる「そこ」であるかどうかはわからないが「そこ」である可能性はある。答えが出るのはもう少しあとのことだ。

以下は当方に入ってきたカンボジア・プノンペンの物件。

【J-Tower2 Condominiumの特徴】
-カンボジア・プノンペンの開発物件
-住所:Street.338, Beounkengkang1, Chomkamon, Phnom Penh Cambodia
-42階建てコンドミニアム
-総ユニット数:228
-販売ユニット#1304(13F):65m2 (2Xベッドルーム、2Xバスルーム)
-USD154,897.01
-2022年3月完成予定

 

 

このコンドミニアムの第一期であるJ-Tower1は2015年に発売後わずか1ヶ月半で完売した有名な物件だ。情報が入ってきたときには2件あったのだがこの記事を執筆中に1件は売却されてしまった。このあとJ-Tower3の計画もあるようだが、もちろん完成の早いJ-Tower2の方が時間的に有利である。

 

 

 

 

 

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