長引く円安傾向が日本人と日本経済に及ぼすハレーション

長引く円安傾向が日本人と日本経済に及ぼすハレーション

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   イギリスのコンサルティング会社「Henley & Partners」による2023年の世界パスポートランキングが発表された。 パスポートランキングはビザなしで渡航が可能な国の数を集計してランキング形式で表したものである。パスポートさえあれば明日にでも行きたい国を訪問できるビザなし渡航。それを認めている相手国が多ければ多いほど強いパスポートとして上位にランキングされるのだ。

65歳までに2,000万円の資金を形成するには?

65歳までに2,000万円の資金を形成するには?

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.     2023年2月28日、厚生労働省は人口動態統計の速報値を公表。 2022年度の出生数は79万9728人。統計を取り始めた1899年以降の最少を更新し、初めての80万人割れとなった。一方で死亡数は158万2033人。出生数から死亡数を引いた人口の自然減は78万2305人となった。これは新潟市の人口に相当する数であり、日本の人口減少はとうとう一年で政令指定都市がひとつ消滅する規模になった。

バズーカではじまりサプライズで終わる黒田総裁と2023年の日本経済

バズーカではじまりサプライズで終わる黒田総裁と2023年の日本経済

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   2022年12月20日、日銀の黒田総裁は12月20日の会見で、長期金利操作の許容変動幅を従来のプラスマイナス0.25%から同0.5%に拡大する表明した。これはマーケットにとって予想外の出来事となり、為替相場は1ドル=137円台から132円台まで円高が進み、日経平均株価は一時800円以上も下落した。 長期金利の許容変動幅の拡大は日銀が採用している金融政策のひとつである「長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)」関わる変更で実質的な”利上げ”に相当する。(黒田総裁はなぜかわざわざ「これは利上げではない」と言っているが、、)つまり先月までは日銀は一貫して利上げを行わないという発表をしてきたにもかかわらず、今月いきなりこんなことを発表したので市場にショックを与えたのだ。

経済成長がピタリと止まった国

経済成長がピタリと止まった国

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   メールマガジン【国境なき投資戦略】をはじめて発行したのは2011年のことだった。そのとき、一番最初の問題提起として多額に上る日本国政府の債務総額は「約1,000兆円」で日本のGDP(国内総生産)である「約500兆円」の2倍の規模に達するという言い回しを用いてその深刻さを表現した。 また、その債務を人口で割って国民一人当たりの金額を算出すると「800万円」になるという表現も用いた。あれから10年。。

出稼ぎにゆくのは誰だっけ?不動産が安いのはどこだっけ?感覚逆転レベルの円安

出稼ぎにゆくのは誰だっけ?不動産が安いのはどこだっけ?感覚逆転レベルの円安

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   149円台、32年ぶりの円安水準。Yahoo!ファイナンスのUSDJPYの月足チャートをチェックしてみたらデータが1996年からしかなかったので当時のレベルが目視できなかった。 32年前の1990年。歴史を紐解いてみると、1990年1月31日、ソ連のモスクワでマクドナルド一号店が開業(確かついこの前撤退したっけ、、ってかロシアでなくまだソ連) 2月〜3月にラトビア、リトアニア、エストニアがソ連から独立宣言(ソ連が解体し始めたとき。この頃はウクライナもソ連の一部か)

売られ続ける円と日本に欠けているもの

売られ続ける円と日本に欠けているもの

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   一帯一路構想は中国の西安を起点に陸路でユーラシア大陸を横断し、ウルムチ、イスタンブール、モスクワ、ヴェニスに至る交易ルート(一帯)と、福州を起点に海路で南シナ海からインド洋を横切りケニアのナイロビを経由して紅海から地中海を通ってヴェニスに至る交易ルート(一路)を整備する計画。 陸路は古のシルクロードを思い起こさせる交易路、海路は新たな「21世紀の海洋シルクロード」というコンセプトの下、周辺諸国・地域の貿易と資金移動を促進するための鉄道や港などのインフラ整備を中国が提唱、主導して行っている経済圏構想である。

金利差と円安とビッグマック指数

金利差と円安とビッグマック指数

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   2022年6月15日、アメリカのFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.75%の利上げが決定された。これでアメリカの政策金利の誘導目標は1.5%〜1.75%となった。 新型コロナパンデミックの2年間の経済対策でゼロ金利と量的緩和策によって市中に溢れたマネーが株式をはじめとする金融市場を未曾有の水準に押し上げると同時にインフレが大幅に進んだ。

パンデミック明け、3つの追い風に吹かれる国

パンデミック明け、3つの追い風に吹かれる国

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   2022年6月1日から日本への一日あたりの入国者数の上限が20,000人へと緩和された。日本国政府は2022年6月1日から一日当たりの入国者数の上限を2万人に引き上げた3月1日に5000人、14日に7000人、そして4月10日には1万人と段階的に引き上げてきて、今回は2万人へと倍増されたことになる。 渡航元の相手国は感染リスクによって3種類に分けられ、最もリスクの低い「青」のランクの国から入国する人はワクチン接種の有無に関わらず日本入国時の検査やその後隔離措置が免除される。ちなみにG7構成国や中国、香港、台湾、韓国等かねてから日本への入国者の多い国はほぼすべて「青」ランクに入っている。そして6月10日からは添乗員付きのパッケージツアーに限る形ではあるが、観光客の受け入れも始まることになる。

日本円の実質実効為替レートから読む日本のコロナ後

日本円の実質実効為替レートから読む日本のコロナ後

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   国際決済銀行(BIS)が発表した日本円の実質実効為替レート(REER)が67.55ポイントと50年ぶりの低水準となった。実質実効為替レートは貿易量などをもとにさまざまな国の通貨の価値を計算し物価変動も加味して調整した数値で2010年を100として表した数値。その値が高いほど対外的な購買力があり、海外製品を割安に購入できることになる。 通常、為替レートはUSD1=JPY115など、2通貨の比較で高い安いを判断する形に馴染みがあるがそれだとあくまで2つの通貨の間での強弱しかわからない。例えば対米ドルで円高だったとして、米ドルがユーロに対しても高い中で更に円高であれば日本円はかなり強いという判断をしやすいが、米ドルがユーロに対して安い状態でのドル安円高であれば日本円の強さを図るのにユーロ円のレートで「日本円は果たしてユーロに対しても強いのかどうか?」チェックしてみたいところだ。

大国の石油備蓄放出に真実を探る2021年の冬

大国の石油備蓄放出に真実を探る2021年の冬

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   2021年11月24日、石油の国家備蓄の放出する方針が発表された。 石油備蓄は石油の急激な価格変動や石油供給量の減少に備えて石油を備蓄すること。備蓄の種類には国家備蓄、民間備蓄、産油国共同備蓄の3種類がある。国家備蓄は国が建設した備蓄基地に原油の形で貯めておくもの、民間備蓄は民間企業が持つ石油タンクに原油及び石油製品を在庫を多めに持つ形で貯めておくもの、産油国共同備蓄とは、政府の支援の下、日本国内の民間原油タンクを産油国の国営石油会社に貸与し、平時は当該社が東アジア向けの中継・備蓄基地として利用してもらい、日本への原油供給が不足する際は当原油タンクの在庫を国内向けに優先供給するものである。