2022年の金融市場の動きから読み解く。この環境下でやってはいけないこと

2022年の金融市場の動きから読み解く。この環境下でやってはいけないこと

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   2023年1月4日大発会の日経平均株価は終値で25,716.86円、2022年年初1月4日終値は29,361.79円だったので2022年は年間で12.5%ほど下落したことになる。 30,600円台のバブル崩壊後の最高値をつけたのは2021年9月だったのでもう一年半前のことだ。その後2022年の初め頃に25,000円台に下落してから、それを下限にした29,000円までのレンジ相場であった。

データ、指標、発表に神経を研ぎ澄まし取り組む2022年の相場

データ、指標、発表に神経を研ぎ澄まし取り組む2022年の相場

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   2021年は年初から年末まで世界のほとんどの国・地域で海外との渡航制限、また渡航したとしても渡航後・帰国後の隔離措置に見舞われた年。 運輸業や旅行などの産業は引き続き痛手を被った一方で国内では緊急事態の解除による日常生活の復活やスポーツ・イベントなどの入場制限の緩和でかなり回復している産業もあり、ITや巣篭もり需要に適合した企業などこの特別な環境が業績的に良く作用する産業もありで明暗を分けながらも全体的には景気回復の方向にあったと言って良い。

S&P500 Index。ハト派的世の中の資産運用

S&P500 Index。ハト派的世の中の資産運用

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長は2021年7月14日の議会証言でアメリカ経済は資産購入の縮小(テーパリング)を開始できるだけの進展をまだ見せていないと、先月のFOMCから一転してハト派寄りの見方を示した。ちなみに米国の金融政策においてタカ派とは「物価の安定を重視」する人たちであり、ハト派とは「景気を重視する」人たちのことを言う。 景気が良くなれば物価が上がってインフレが起こりやすくなるのでテーパリングをおこなったり、金利を引き上げたりする必要が出てくる。これがタカ派の考え方。一方で経済が不調なときは景気刺激策として金融緩和や利下げが実行される。このときに元気が良いのがハト派ということになる。

最新テクノロジーに投資する:クラウドコンピューティング

最新テクノロジーに投資する:クラウドコンピューティング

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   「クラウドコンピューティング(Cloud Computing)」あるいは「クラウド」世界のどこかにあるサーバー(サービスを提供するコンピュータ)にインターネット経由でアクセスしてそのサービスを利用するという仕組み。 例えばその昔、Microsoft Officeは市販されているソフトをいちいち買ってきて、自分のパソコンにインストールして使っていた。今はOffice 365というサブスクリプションサービスをインターネット経由で申し込み、月額あるいは年額の利用料を支払って利用するのが主流になっている。これは利用者がMicrosoft Officeをインストールしてあるサーバーにインターネットを通じてアクセスし、それを利用するという構造である。この仕組がクラウド。インターネット経由でメールソフトを利用するGmailやYahoo!メール、ファイルを保存するストレージを利用するDropboxも代表的なクラウドサービスである。

最新テクノロジーに投資する:プラントベースミート(植物由来の代替肉)

最新テクノロジーに投資する:プラントベースミート(植物由来の代替肉)

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   「ヴィーガン(Vegan)」という名称をあちこちで聞くようになった。ヴィーガンは完全菜食主義者とか絶対菜食主義者と訳されることがが多いようだが、本来は革製品とか毛織物など動物由来の日用品の使用も拒否するヴィーガニズム(Veganism)から来ている。 菜食主義と言えば「ベジタリアン(Vegetarian)」という言葉の方が馴染みが深いが、ヴィーガンとの違いは完全に動物由来のものを拒否するかそうでないかというところにある。ちなみにベジタリアンは動物由来の食物を一部採るのがのその定義であるが、食べる範囲によってさらに三種類に分類されている。

最新テクノロジーに投資する:エアタクシー・フライングカー編

最新テクノロジーに投資する:エアタクシー・フライングカー編

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   昭和生まれの一人の人間としては「結構出てくるのが遅かったな、、」という感覚がある。子供のときに想像していた21世紀はすでに往年のSFアニメ「スーパージェッター」に出てくる「流星号」のような車が空中を飛び交う世界だった。 しかしイメージしていたより約四半世紀遅れてではあるものの、ようやく”空を飛ぶ車”は実現間近である。2020年日本でSkyDriveという会社が開発した「SD-03」が2020年8月にデモフライトを成功させた。だが、やはりこの分野でも日本は世界をリードしている立場とは言い難い状況だ。

最新テクノロジーに投資する:自動運転技術編

最新テクノロジーに投資する:自動運転技術編

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   世の中の自動車がガソリン・ディーゼル車からEVなどの非ガソリン車へ変わってゆくのと並行して自動運転の開発が進んでいる。二酸化炭素を抑えるなど環境保護の観点から進行している動力エネルギーの転換の一方、運転の主体を人からシステム移行する別の技術開発が「自動車」という同じプラットフォーム上で行われていることになる。 この自動運転車の出現と進化もまた将来の世界経済に大きな影響を及ぼすはず。人間が運転するよりも安全な完全自動運転が実現したら、ドライバーという職業は少なくなってゆくだろう。さらに自動運転車のタクシーが普及すれば自家用車が激減するという予想もされている。

最新テクノロジーに投資する:EV・非ガソリン車編

最新テクノロジーに投資する:EV・非ガソリン車編

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   電気自動車(EV)メーカーのテスラ(Tesla)がそれまで世界の自動車業界の覇者だったトヨタ(時価総額:約26兆円)を株式時価総額で抜いたのは昨年2020年の夏頃のこと。その時価総額は2021年2月18日時点で約7,700億ドル(約80兆円)に達している。現在テスラは世界の株式時価総額ランキングで第8位、トヨタは44位である。(余談だがテスラより上位は1.アップル、2.サウジアラムコ、3.マイクロソフト、4.アマゾン、5.アルファベット:Google、6.テンセント、7.フェイスブック) 一方でテスラの2020年の年間生産台数は約50万台(年間総売上高は約315億ドル=3.3兆円)、トヨタの2020年の年間生産台数は約950万台(年間売上高は約30兆円)である。販売台数で19分の1、売上では約9分の1の会社が企業価値では3倍以上に達しているという一見矛盾に満ちた状況にある。

ロビンフッド。オンライン証券会社の現在地

ロビンフッド。オンライン証券会社の現在地

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   「ロビンフッド(Robinhood)」は取引手数料無料を謳ってアメリカで急速にシェアを伸ばしている米国の証券会社。スマホでゲーム感覚で取引できることも奏功し、コロナ禍で支給された給付金を元手にはじめての株式投資に挑戦するムーブメントを背景に2020年はユーザー数と取引高を爆発的に伸ばし、それが最近の株高の一因になっているとされ「ロビンフッド現象」とも言われている。 そんな造語が出現するほどその勢いは凄まじい。ちなみにロビンフッドを通じて取引をする個人投資家は「ロビンフッダー」と呼ばれている。

宇宙ビジネスへの投資に備えておく

宇宙ビジネスへの投資に備えておく

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.   2020年11月17日、日本人宇宙飛行士の野口聡一さんがメンバーに加わりアメリカのケネディ宇宙センターから打上げられた宇宙船「クルー・ドラゴン」1号機がISS(国際宇宙ステーション)にドッキングした。搭乗メンバーは6ヶ月宇宙に滞在し、宇宙空間で可能な様々な実験や作業をおこなうことになる。 「クルー・ドラゴン」は民間初の有人宇宙船であり、今回の宇宙飛行士一人あたりの打上げコストはおよそ55億円。スペースシャトル時代のコストが150億円/人だったので当時の約3分の1の費用で宇宙に行けるようになったことになる。これによりかつて政府主導で進められてきた宇宙旅行や宇宙開発は民間ビジネスのステージに移ったと考えて良いだろう。