アメリカ合衆国のタックスヘイブン
世界100カ国以上で非居住者の資産情報を交換する「CRS(共通報告基準)」が稼働してから2年が経った。 HSBC香港ではまず2017年1月1日以降に口座開設を行なう日本人はマイナンバーの通知が必須になった。最初はある程度の抵抗感はあったが喉元をすぎれば何とかで今ではそれを避けるために海外に口座を持つことを諦めるような人はほぼいない。昨年からは2016年以前に口座開設した人に対しても納税者番号の聴取が進んでいる。これによりかつて有名だったカリブ海(ケイマン、BVI等)やヨーロッパ(スイス、リヒテンシュタイン、ルクセンブルグ等)、アジア(香港、シンガポール等)のタックスヘイブンの匿名性、守秘性はほぼなくなった。