バズーカではじまりサプライズで終わる黒田総裁と2023年の日本経済
Sorry, this entry is only available in 日本語. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language. 2022年12月20日、日銀の黒田総裁は12月20日の会見で、長期金利操作の許容変動幅を従来のプラスマイナス0.25%から同0.5%に拡大する表明した。これはマーケットにとって予想外の出来事となり、為替相場は1ドル=137円台から132円台まで円高が進み、日経平均株価は一時800円以上も下落した。 長期金利の許容変動幅の拡大は日銀が採用している金融政策のひとつである「長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)」関わる変更で実質的な”利上げ”に相当する。(黒田総裁はなぜかわざわざ「これは利上げではない」と言っているが、、)つまり先月までは日銀は一貫して利上げを行わないという発表をしてきたにもかかわらず、今月いきなりこんなことを発表したので市場にショックを与えたのだ。